ハノイでのショッピングと酒


衣料品店では、プリントの丸首シャツが2ドル。刺諸物で3ドルと、日本から比べれば実に安い。むろん人件費が安いから、それで儲かるに違いない。どの店も、品物が溢れているのに驚かされる。
ベトナムは野菜、果物も豊富だし、米も二期作、いや三度も収穫でき、食生活には恵まれている。だからベトナム料理は種類も多いし、どれも旨い。今まで行った外国のなかでも、ベトナム料理は気に入っている。
ベトナムのビールも、さまざまある。缶ビールが1ドルで飲めるから、我々呑ん兵衛にとって嬉しい。
各地の銘柄は、ホーチミンでは「333(バーバーバー)」。ダナンは「ソンハ」か「ラルー」。ハノイは「ハリダ」か「ハノイ」。フエでは「フダ」がある。「フダを飲んでクダを撒く」なんて、下らん駄洒落を飛ばしてみた。
むろん高くはなるが、「ハイネッケン」の輸入ビールもあるが、やはりその土地で飲むものかベストの味だ。
ベトナムで造られた日本酒があるというので、楽しみにしていた。「越の一(えつのはじめ)」という清酒だ。わたしが晩酌している純米酒と味が似ていて、飲み易かった。酒名の「越の一」は、かつてベトナムの国号が「大越」だったので、それはきっと、「ベトナム一の酒」と名付けたのだろう。
ハノイの旧市街の「ハノイ36通り」は、聞いていた通りの賑わいだった。土産屋が多いが、街をぶらつくだけでも楽しい。実に活気があり、人々は足早だ。インターネット・カフェも所々にあり、若者たちに大人気のようだ。一軒の店へ入った。わたしのホームページに、アクセスしてみた。
黄昏が近くなってきた通りは、人通りがしだいに増え始めてきた。




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