紺碧の海を見下ろすモナコの王宮


大公宮殿は、海に突き出した岩山の上にある。ここは1215年に、ジェノヴァ人が建てた要塞の後に造られた王宮である。
宮殿の前では毎日、衛兵交替式が行われている。その時間に合せて、宮殿へ行く。幸いにして、雨もほとんど上っていた。
ちょうど、衛兵交替が行われているところだった。銃を手にした儀仗兵が、きびきびと交替していた。軍楽隊の演奏はないが、衛兵七人のテンポがリズミカルで心地好い。
王宮は簡素な造りで、右側にある一段高い砦の上部には白い旗が掲げられていた。この白旗があるときは、大公が王宮にいることを示している。



紺碧の海が広がっている入り江には、大小さまざまのヨットやクルーザーが整然としている。
対岸はモンテカルロで、湾口から緩やかな斜面には、ビル群が林立していた。その背後には、小高い山々が見渡せる。

   


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