モナコの国会と大公


旧市街に国会議事堂がある。小さな造りだが、議員が18人というので相応な広さなのかもしれない。
モナコには1911年以来立憲君主制だが、やはり大公の権限が強いようだ。大公は世襲制で、議員の任期は5年である。年に2回の通常会期があり、君主は国民議会の解散を宣言でき、大公は大きな権力を持っている。モナコの年間予算のうち、約半分は大公の個人的出費だというので、権力に結びつく意味も頷ける。



大公の財産は、モナコにあるいくつかの高級アパートや、フランスの城、狩猟のための森、株、世界的に珍品の切手のコレクション……などなど。それに、現在車博物館になっている、非常に珍しい車のコレクションという。その財産総額は、10数億ユーロ(2000億円)といわれている。

   


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