混み合ったムンバイ市内


ムンバイの街は、混み合っていた。人も車も、道路から溢れんばかりだ。

インド門の近くにある、巨大な建物が二つ並んでいる。これが、世界有数のホテルとして知られている、「タージ・マハル・ホテル」である。向かって右側のインド門側にある、近代的なノッポビルは、新館の「タワーウイング」だ。その隣の壮麗な建物が、名高い旧館の「ヘリテージウイング」である。

この建物は、1903年に建てられたムンバイの最高級ホテルで、世界中のVIPが泊るという。むろんVIPではないわたしは泊らないが、その宮殿のような内部を見学して、豪華な内装に目を見張ってしまった。

「タージ・マハル・ホテル」から3kほど北へ行くと、世界遺産になっている「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナル」である。旧ヴィクトリア・ターミナスで、これもまた見事な造りである。それは鉄道駅とは思えない、まるで城のようでもある。




車で混み合ったロータリーの隅から、カメラを構える。しかしあまりにも巨大なので、建物全体がカメラには収まらなかった。

市内のレストランで遅い昼食をした後、空港へと向かう。夕刻の便で、アジャンターやエローラへの石窟寺院の基地ともなっている、アウランガーバードに向かってフライトの予定である。


   


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