庭のハゼの実に集う鳥たち

真っ赤に紅葉した葉もすっかり落ち、師走も終りに近づいたころには鳥たちが集まって来る。ハゼの実を求める、鳥たちだ。
今年も実が沢山なり、枝全体に大きな房が垂れ下がっている。きっと、鳥たちの冬のご馳走となることだろう。
早速、やって来たのはメジロたち。5〜6羽が群れていて、忙しく動きながら実を啄んでいる。そこへやって来たのは、3羽のシジュウカラだ。メジロとは食べ方が違い、丁寧である。実をくわえると足の間に挟み、枝に止まりながら皮を剥いて突いでいる。飲み込むようにして食べるメジロとは違って、一粒を食べるのに時間がかかる。


先日は、コゲラが一羽でやって来た。この冬初めて見たが、昨年は良くペアで来たので「どうしたのだろう?」と、首を傾げた。すると木を、「トン・トン」と嘴で突き始めた。小さいけれども、やはりキツツキの仲間である。
リズミカルなドラミングを、しばし楽しんでいた。
二階のわたしの部屋の机から窓を眺めて、バード・ウォッチングをいつも楽しんでいる。警戒心の薄れた野鳥たちの姿が、近くから観察できることが何よりである。

   


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