梅雨を飾るアジサイ


梅雨を飾るアジサイ
淡い水色や紫、白、青色など、彩色豊かな梅雨のスターのアジサイ。我が家の庭には、ガクアジサイがある。斑入りの葉で、周囲が白色に囲まれている。薄緑色の葉色との色合いが、清々しい。
このアジサイは、わたしの実家の亡母が育てていたものを一枝持ち帰り、挿し木してから40年以上経っている。近所の何人かの人たちにも、この庭のアジサイの枝を分けている。
色も形も、さまざまなアジサイが見られる昨今だ。そのアジサイのルーツを探ってみると、我が国のガクアジサイから世界に伝わっている。
「オタクサ」とアジサイを命名しているのは、長崎に渡来したドイツ人医師のシーボルトである。彼は妻の「おタキさん」の名を取って、名付けている。日本各地にはアジサイを境内に植えた、「アジサイ寺」と呼ばれる寺院が各地にある。
庭のガクアジサイの花が咲き終わったころに、咲き出すのがカシワバアジサイだ。葉の形は柏に似ていて、花が円錐状になるアジサイである。

   


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